カプサイシン

capsaicin

カプサイシンは、とうがらしに含まれる辛味成分です。
エネルギーの代謝に関わるホルモンの分泌を促進して、脂肪の燃焼を助ける働きを持ち、肥満を予防する効果があるとして注目されています。

カプサイシンとは?

●基本情報
カプサイシンは、とうがらしの辛さのもとになっている成分です。
カプサイシン類には、コショウに含まれるピペリンやシャビシン、サンショウに含まれるサンショオールなど、種類が豊富にあります。
カプサイシンは、舌の痛覚神経を刺激することで辛味として作用します。主に、とうがらしの胎座(ヘタの部分)や種の部分に含まれており、果実が小さい品種ほどカプサイシンが多く含まれています。

●カプサイシンの歴史
1846年、スレシュというイギリスの研究者が、とうがらしの種子やめしべに含まれる辛味成分の結晶化に成功し、とうがらしの学名である「Capsicum annuum(カプサイシウム アニューム)」を語源として、カプサイシンと名付けました

●カプサイシンの働き
とうがらしを食べた際に起こる様々な生理現象は、主にカプサイシンの働きによるものです。
体内にカプサイシンが入ると、血液によって全身に運ばれ、脳や脊髄などの中枢神経を刺激します。その刺激が、副腎皮質[※1]に伝わり、アドレナリンというホルモンが分泌されます。
カプサイシンを摂取すると、体脂肪の分解を促進するアドレナリンがエネルギーの代謝を盛んにします。結果、効率良く脂肪を燃焼させます。
また、カプサイシンがエネルギーの代謝を活発にさせることによって、体温が上昇し、発汗が促進されます。
とうがらしを食べると、体が熱くなり汗をかきやすくなるのは、カプサイシンの働きによるものです。

●カプサイシンを摂取する上での注意
カプサイシンを大量に摂取すると、胃腸が炎症を起こす場合があります。特に、小さい子どもには刺激が強く、胃腸障害を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

<豆知識>カプサイシンの働きを利用した生活の知恵
カプサイシンには殺菌・抗菌作用があり、この働きは古くから生活の知恵として取り入れられてきました。例えば、漬物をつくる際のぬか床の中にとうがらしを入れるのは、風味付けの目的に加えて、雑菌の繁殖を防ぎ、腐敗を防ぐというカプサイシンの働きを利用したものです。
また、カプサイシンには防虫効果があり、虫が発生しやすい米びつの中にとうがらしを入れるという習慣もあります。

[※1:副腎皮質とは、腎臓の上方に位置する小さな臓器である副腎の外側の部分で、体に必要なホルモンを分泌する部分です。]

カプサイシンの効果

●肥満を予防する効果
人間の体では、運動すると最初に糖分がエネルギーとして使われ、その次に、脂肪がエネルギー源として使われます。
体脂肪を減らそうとしても、糖分だけが燃焼され、脂肪が燃焼されるまでにいたらない場合が多いといわれています。
しかし、アドレナリンが分泌されると、脂肪分解酵素リパーゼが活性化されます。その結果、早い段階から脂肪が燃焼され、体脂肪が溜まりにくくなります。
ある研究では、ラットにカプサイシンを与えると、脂肪組織の重量と血清トリグリセリド(中性脂肪)が低下したという結果が出ています。
アドレナリンの分泌を促す働きがあるカプサイシンは、脂肪を燃焼しやすくし、エネルギーを効率良く代謝させるため、肥満を予防する効果があります。【1】【10】【11】【12】

●血流を改善する効果
血液は、細胞が必要とする酸素や栄養素を送り届けるとともに、老廃物を排泄するという重要な役割を担っています。
血行が良くなると、栄養素がすみずみにまで行き渡り、老廃物が溜まりにくくなるため、健康な体を維持することができます。
しかし、不規則な食生活や、喫煙、ストレスなどが原因で血行が悪くなると血行障害が引き起こされ、細胞で酸素や栄養素が不足してしまい、病気の原因となります。
カプサイシンには、エネルギーの代謝を活発にさせることで体を温め、血流を改善する効果があります。

●高血圧を予防する効果
心臓は、毎分4~5リットルの血液を全身に送り出しています。このとき血液が動脈の壁にかける圧力のことを血圧といいます。
血圧が高い状態が続くと、血管に無理な力がかかることで血管壁がもろくなり、動脈硬化や脳卒中などの原因となります。
血圧が高くなる原因には、ストレスや喫煙、運動不足と並んで、食塩の摂りすぎが挙げられます。
食塩の主成分であるナトリウムは、カリウムと一緒に細胞の水分を調節する働きがあります。食塩を摂りすぎるとナトリウムの量が必要以上に多くなり、水分のバランスが崩れ、血管の壁が膨張します。
また、ナトリウムの過剰摂取によって血管が収縮しやすくなり、血管の通り道が狭くなるため、血圧が高くなります。
カプサイシンを含むとうがらしを料理の味付けに使うとうま味が増すため、塩分の摂りすぎを防ぎ、高血圧を予防することができます。

●コレステロール値を下げる効果
現代人は、不規則な食生活や運動不足、過度な飲酒や喫煙などが原因で、生活習慣病が引き起こされやすいといえます。
糖尿病をはじめとする生活習慣病は、コレステロール値や中性脂肪値が高くなる脂質異常症[※2]が大きな原因だといわれています。
脂質の一種であるコレステロールは、細胞をつくる上で必要となる成分です。しかし、油っこい食事などによってコレステロールを多く含む食品を摂りすぎると、血液中のコレステロールが増加し、動脈硬化が進行します。心筋梗塞や脳梗塞など、命にかかわる病気を引き起こしかねません。
カプサイシンは、コレステロール値の上昇を抑える効果があり、生活習慣病の予防に役立てることができます。

●冷え性を改善する効果
私たちの体は、一定の体温の中で様々な生体反応が行われることで健康が維持されています。
体温を保つために、体の中心部の温度が35℃以下にならないように調整する働きがあります。寒いと感じた時、冷えた部分の体温を上げるために血行を促進しようと働きかけますが、血行が悪くなると、体温が戻りにくくなってしまいます。
現代人は基礎体温が低い傾向にあり、特に女性の7割は冷えを感じているといわれています。
冷えた状態が続くと、体内の消化や吸収の力が低下するほか、腰痛、頭痛、めまい、立ちくらみなどの症状が引き起こされます。
冷えは、血が異常に集まるうっ血状態を招くため、血行が悪くなる要因にもなります。
カプサイシンには末梢血管の血流を改善し、体を温め、冷え性を改善する効果があります。【1】

●食欲を増進させる効果
カプサイシンがもたらす辛味は、舌や胃を適度に刺激するため、唾液や胃液の分泌を活発にさせます。
カプサイシンにはこの働きにより、食欲を増進させる効果があります。

●疲労回復効果
新陳代謝が活発に行われることによって疲れは解消されます。しかし、年齢とともに新陳代謝が正常に行われにくくなるため、疲れが取れにくくなります。
カプサイシンは、血行を促進し、老廃物の排出させることによって、疲れが溜まりにくい体をつくることができます。

●便秘を解消する効果
便通は1日1回が理想とされていますが、不規則な生活によって排便の習慣が定着していない、食物繊維の摂取量が少ないことによって便秘が引き起こされます。また、ダイエットで食事量が少なくなると、便をつくる量が不足し、便秘になることがあります。
便秘になると、お腹の張りや痛み、肌トラブルが発生します。
カプサイシンには、腸が便を押し出すぜん動運動を促進する整腸作用があります。便がスムーズに排泄され、便秘を改善する効果があります。

[※2:脂質異常症とは、血液中のコレステロール値や中性脂肪が高い状態を表します。高脂血症ともいわれています。]

食事やサプリメントから摂取できます

カプサイシンを含む食品

○とうがらし
○ししとう

こんな方におすすめ

○肥満を防ぎたい方
○冷え性の方
○コレステロール値が気になる方
○食欲不振の方
○疲れやすい方
○便秘でお悩みの方

カプサイシンの研究情報

【1】カプシノイド(非刺激性カプシン)は、褐色脂肪細胞(BAT)の熱産生、全身エネルギーの消費を促進することが知られています。このメカニズムを知るために、18名の健康な男性に寒冷暴露(19℃)を2時間行い、その後、カプシノイド9mgを経口摂取し、全身の皮膚温、エネルギー消費量について調べました。カプシノイドの経口摂取後、BAT陽性部位では、15.2±2.6kJ/h上昇し、BAT陰性部位では1.7±3.8kJ/hの上昇でした。プラセボ群は、BAT陽性・陰性ともに上昇しませんでした。このことから、カプシノイドのエネルギー上昇作用はBAT陽性部位を通じて引き起こされることが明らかとなりました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19966466

【2】HIV誘発遠位感覚多発性ニューロパチーの治療のためのNGX-4010(カプサイシン8%皮膚用パッチ)の効果を調べるため、疼痛患者332名に対し、30分、50分の治療を施しました。一方、少量のカプサイシン(0.04%)のパッチ治療も162名に対し行い比較しました。その結果、30分NGX-4010治療群で疼痛による訴えはプラセボよりも改善していました。このことから、NGX-4010の治療は疼痛改善の傾向が認められました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22067661

【3】NGX-4010(カプサイシン8%のパッチ)の帯状疱疹後神経痛試験における作用について調べました。302名に対しNGX-4010の治療を行い、250名は対照群としました。2~8週間、全身の神経因性疼痛を伴っている患者に対し、NGX-4010による治療は、疼痛スコアを有意に下げ、プラセボ群と比較して疼痛の訴えをする患者が有意に減少しました。このことからカプサイシン8%塗布のNGX-4010が帯状疱疹後神経痛を訴える患者に対して有効であることがわかりました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21753727

【4】口腔洗浄液として新しい局所用のカプサイシンの効果を検討しました。口腔熱感染症(BMS)患者30例(7例脱落:23例)に対して、カプサイシンリンス(0.02%)またはプラセボリンスを1週間行いました。視覚的アナログ尺度(VAS)を使用し、燃焼障害を点数化しました。午前、午後、週末でカプサイシンリンスが有意にVASスコアを改善させました。このことから、カプサイシンは、BMSを治療するあらたな薬剤となり得ることが考えられました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21743415

【5】無作為化二重盲検法で、疼痛患者140名に対しカプサイシン0.05%クリーム(FinalgonR CPDWarmecreme)または、141名に対しプラセボクリームを塗布しました。3週間の治療の結果、痛みはカプサイシン0.05%クリーム塗布群で49%減少し、プラセボで23%減少しました。このことから、カプサイシンクリームは、慢性軟組織の疼痛患者に有用であることがわかりました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21104944

【6】変形性膝関節症(OA)は痛みと機能障害を伴います。局所用カプサイシン投与(0.075%および0.05%)による有痛関節に対する効果を調べました。4週間61名の女性に対してカプサイシンまたは、プラセボを与えました。評価には、視覚的アナログ尺度(VAS)およびWOMACスコア(患者自身による健康関連QOL評価法)を用いました。その結果、カプサイシンによる治療群はプラセボ群と比べてVASおよびWOMACスコアを有意に改善しました。このことからカプサイシンは、OAの治療に有効であることが考えられました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20973322

【7】23名の片頭痛患者に対し、0.1%カプサイシンまたはワセリンゼリーを投与しました。0.1%のカプサイシン投与は23名中17名の発作性動脈による痛みをおさえました。このことから、カプサイシン投与は片頭痛発作をやわらげることができることが考えられました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20456192

【8】血液透析患者の掻痒に対するカプサイシンの効果について研究しました。34名の血液透析患者である男女に0.03%カプサイシンまたはプラセボを4週間、投与しました。1週間から4週間の掻痒スコアを計測した結果、カプサイシン治療では、1、2、3、4週間でそれぞれ、6.4、4.7、3.2および2.5 に対し、プラセボ投与では、11.7、9.4、7.9 および7.2でした。このことから、カプサイシン治療群では掻痒を減少することがわかりました。カプサイシンは、末期患者における血液透析誘発掻痒腎臓病用の新しい安全かつ有効局所治療剤となりうる可能性が考えられました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20404425

【9】高濃度カプサイシンパッチNGX410(640 μg/cm2)の末梢神経障害疼痛の管理の臨床評価を行いました。HIV疾患、帯状疱疹後神経痛(PHN)および糖尿病性のニューロパシー(PDN)患者173名に対しNGX410の治療を行い、その血液サンプルを60分、90分後に採血しました。最高血漿濃度は17.8ng/mlでした。また、カプサイシンの半減期は1.64時間と短いことがわかりました。このことから、カプサイシンを含んだNGX410は、速やかに利用され、消失し、安全性の高いものだということがわかりました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19494795

【10】カプサイシンのような生体活性成分は食欲およびエネルギー摂取を減らすことが分かっています。生体活性成分がどのようなメカニズムでエネルギーを減らすかについて調べました。3週間のカプサイシン群、緑茶群、CH-19ピーマン群、カプサイシン+緑茶群またはプラセボ群に分け、それぞれの群の食欲、エネルギー、体重および心拍数に対する効果を評価しました。カプサイシン、緑茶群、CH-19ピーマンは、エネルギー摂取量を減らしました。生体活性成分はエネルギー摂取量を減らし、満腹を維持し、空腹を抑えることができると考えられます。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19345452

【11】カプサイシンが血漿グルコース濃度に及ぼす作用およびカプサイシンの薬物動態特性を研究しました。12名の健常人に対し、5gのカプサイシンもしくは、プラセボを投与し、血中のインスリン分泌、グルコース濃度、カプサイシン濃度を測定しました。カプサイシン投与群は、血漿グルコース濃度はプラセボ群よりも有意に低く、インスリン濃度は有意に高いことがわかりました。このことから、カプサイシンの投与は、Ⅱ型糖尿病への治療的意義がある可能性が考えられました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19260251

【12】カプサイシンの摂取は満腹感および熱産生を高めることが分かっています。30名(BMI 23.8)を対象に、カプサイシンおよび昼食、またはカプサイシンなしの昼食をあたえ、腸由来ホルモン(GLP-1, グレリン, およびPYY)、エネルギー消費量(EE)、基質の酸化および満腹に関する、カプサイシンを含有している昼食の急性影響を調べました。その結果、GLP-1を高め、グレリンが低下する傾向がありました。このことから、カプサイシン投与は、摂食の欲求を抑える働きがあることがわかりました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19238310

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参考文献

・井上正子 栄養学と食のきほん事典 西東社

・原山達郎 最新・最強のサプリメント大辞典 昭文社

・中村丁次 からだに効く栄養成分バイブル 主婦と生活社

・中屋豊 よくわかる栄養学の基本としくみ 秀和システム

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