クロセチン

crocetin

クロセチンとは、クチナシの果実やサフランに含まれる黄色の天然色素で、強い抗酸化力を持ちます。
眼精疲労を改善したり、疲れ目からくる肩こりや血流の改善に効果的な成分です。また、睡眠障害を改善する効果・効能もあるとして、研究が進められています。

クロセチンとは?

●基本情報
クロセチンとは、クチナシの果実(種子)や、香辛料・高級ハーブとして知られているサフランに含まれる黄色の天然色素で、カロテノイドの一種です。
カロテノイドとは、植物に多く含まる脂溶性の成分で、天然に存在する色素の一種です。にんじんに含まれるβ-カロテンや、トマトに含まれるリコピンも、クロセチンと同じカロテノイドに分類されます。
クロセチンは、世界各国で生薬やスパイスとして広く利用されています。日本では、天然の着色料として、栗きんとんやたくあん、中華麺などの色づけに使用されています。
また強い抗酸化力[※1]を持っており、体内の酸化[※2]を防いでくれます。そのパワーから世界中の研究者が機能性を高く評価し、様々な研究が行われています。

●クロセチンの原料
クロセチンは、クチナシの果実やサフランから抽出されます。
クロセチンの原料となるクチナシは、学名をGardenia jasminoidesといい、アカネ科クチナシ属の常緑低木です。正岡子規の歌に詠まれるほど香りが良く、美しい花を咲かせることで有名で、10月~11月に赤黄色の実をつけます。この実からクロセチンが抽出されます。
クチナシは東アジアに広く分布しており、日本では九州から沖縄に自生しています。また、白く美しい花を咲かせるため、園芸用としても人気がある植物です。
クチナシの果実を乾燥させ、抽出したエキスはクロセチンを含むため、古くから黄色の着色料として用いられました。これは食品・繊維両方に使用されており、今でも様々な着色料として使用されています。
また、クチナシの果実は、日本では「山梔子(さんしし)」とも呼ばれ、煎じて黄疸などに用いられる生薬のひとつです。黄連解毒湯(おうれんげどくとう)や温清飲(うんせいいん)、五淋散(ごりんさん)などの漢方に使用されています。
クチナシの実1kgに対して、クロセチンは5gしか抽出することができません。このことからも非常に貴重な成分であることがわかります。

また、クロセチンの原料となるサフランは、英名をsaffron crocus、学名をCrocus sativus L.といい、アヤメ科クロックス属の多年草です。サフランは着色や香りづけに用いられる高価なスパイスとして知られています。サフランライスなどは、サフランで色づけされた最も一般的なものです。
サフランのめしべは、紀元前からヨーロッパで香料や着色料として利用されてきました。
古代ギリシャでは、サフランの黄色が珍重されており、王族だけが使用を許されるロイヤルカラーとされた時代もあったといわれています。
サフランは、日本へは江戸時代に薬として伝わってきました。日本国内でのサフランの栽培は、1886年に神奈川県大磯町(旧国府村)の添田辰五郎が病気の母親のために、球根の輸入と栽培を試みたのが始まりといわれています。
1897年には内務省横浜衛生試験所の認定を受け、商品化・輸出されるようになり、吉良文平によって大分県武田市へ伝わりました。同市は日本国内の約8~9割のサフランが生産されるようになり、名産地として知られています。
サフランは生薬として、番紅花(ばんこうか)とも呼ばれ、鎮静、鎮痛、通経作用があるとされています。
クロセチンは、サフランのめしべから抽出されるため、生産量はわずかで、1kgのめしべを収穫するためには、数万個の球根が必要といわれています。

●クロセチンの性質
クロセチンはカロテノイドの一種でありながら、油だけでなく水にも溶けやすい成分です。
また分子量が通常のカロテノイドの3分の2と小さいため、体内に吸収されやすいという特徴もあります。強い抗酸化力を持っており、体内に入ると活性酸素[※3]を除去する働きがあります。分子が小さいため、目に届きやすいという性質があり、極少量でもその抗酸化力を発揮できることから、サプリメントなどにも多く利用されています。

[※1:抗酸化力とは、たんぱく質や脂質、DNAなどが酸素によって酸化されるのを防ぐ力です。]
[※2:酸化とは、対象となる物質が酸素と結合し、電子を失う反応のことです。サビつきともいわれています。]
[※3:活性酸素とは、普通の酸素に比べ、著しく反応性が増すことで強い酸化力を持った酸素のことです。体内で過度に発生すると、脂質やたんぱく質、DNAなどに影響し、老化などの原因になるとされます。]

クロセチンの効果

●眼精疲労を軽減する効果
クロセチンは、眼精疲労に効果的な成分として知られています。
目は毛様体筋という筋肉が伸び縮みすることで、水晶体といわれるカメラでいうレンズの役割をする部分の厚みを調節します。それによってピントを調節し、近くと遠くにピントを合わせることができます。近くを見るときは、毛様体筋を緊張させ、水晶体を厚くしますが、この状態が長時間続くことによって毛様体筋がコリ固まってしまいます。さらに目の周りの血流が悪くなると、細胞や神経に酸素や栄養がうまく運ばれず、さらに目の疲れが溜まってしまいます。この状態が長時間続くことを「眼精疲労」といいます。
クロセチンは、分子量が小さいため、毛様体筋に直接働きかけることで、コリをほぐし眼精疲労を軽減する効果があります。

<豆知識>アスタキサンチンと一緒に摂るとさらに効果的
アスタキサンチンとは、鮭やイクラ、カニなどに含まれる赤色の天然色素で、強い抗酸化力を持ちます。
クロセチンは、アスタキサンチンと一緒に摂ることで互いに働き合い、眼精疲労を改善する効果がより強まります。また、アスタキサンチンには、筋肉の疲労や動脈硬化の改善、血糖値の低減などの効果もあり、生活習慣病を予防する効果も期待されています。【12】

●血流を改善する効果
クロセチンは抗酸化力が強く、血流を改善する効果があります。
血流が悪いと体内に栄養や酸素が正常に運ばれず、それによって疲労物質の蓄積や免疫力の低下などにつながってしまいます。血流不良の原因とされるもののひとつに、紫外線やストレスなどによって生じる活性酸素があります。活性酸素とは、人間が空気を吸う以上、体に必ず発生してしまうものですが、少量の発生であれば殺菌などの効果により、人間の体を守る働きがあります。しかし、活性酸素が大量に発生してしまうことにより、本来持つそのパワーから細胞を傷つけてしまい、それが老化の原因となってしまうのです。近年、紫外線やストレス、排気ガス、喫煙などにより現代人は多くの活性酸素が体内に発生していると考えられています。
クロセチンは、強い抗酸化力で体内の活性酸素を除去し、血流を改善する効果があることから、老化防止にも役立つと考えられています。

●疲れ目からくる肩こりを改善する効果
クロセチンには、疲れ目からくる肩こりを改善する効果があるといわれています。
疲れ目がひどくなってくると、目の周りの筋肉だけでなく、首周りの血流まで悪くなってしまい、それが肩こりにつながります。
クロセチンには血流を改善する効果があるため、眼精疲労を軽減するだけでなく、肩こりも和らげてくれる効果があります。

●光による目の障害を抑える効果
目は、紫外線やテレビ・携帯電話などの青色光によって網膜にダメージを受けたり、視力が低下したりと悪い影響を受けます。ものを見る上で、光は欠かせないものですが、強い光は目にとって良くないものとなるのです。
光によるダメージの蓄積は、黄斑変性症[※4]を招く要因にもなります。
マウスに強い光を照射したのち、クロセチンを投与したものを通常の光環境にて4日間飼育したときの視細胞の委縮と細胞死が抑制されたということが明らかとなりました。
これにより、クロセチンは光によるダメージから目を守り、さらには加齢黄斑変性症などの網膜障害を予防する可能性が示唆されています。【10】

●睡眠障害を改善する効果
クロセチンには、睡眠障害に対する効果も認められています。
睡眠は、疲労回復において非常に重要な生理現象です。不十分な睡眠は、疲労の回復を妨げるだけでなく、無気力感や脱力感をもたらす上、日中の作業効率を低下させます。このように、非常に重要な生理現象である睡眠に対してのクロセチンのもたらす効果を調べた研究があります。
睡眠に軽度の問題を感じている健常な男性に対し、クロセチンを2週間摂取させたところ、クロセチン摂取後は中途覚醒回数が減少したことが明らかとなっています。また、自覚症状についての評価でも、クロセチン摂取前と、摂取後では、目覚めの爽快感が増すなどの自覚症状の改善が示されました。
このことから、クロセチンは質の良い睡眠をもたらす効果があり、睡眠障害を改善する効果があるということが明らかになっています。【11】

[※4:黄斑変性症とは、目の黄斑部が加齢などによって変性し、ゆがみや視野狭窄が起こり、放置しておくと最悪失明につながる病気のことです。アメリカでの失明率第1位の病気です。]

クロセチンは食事やサプリメントで摂取できます

クロセチンが含まれる食品

○たくあん
○栗きんとん
サフランライス

こんな方におすすめ

○目の疲れが気になる方
○パソコン・テレビ・携帯電話などをよく使われる方
○細かい作業をよくする方
○疲れ目による肩こりでお悩みの方
○睡眠でお悩みの方

クロセチンの研究情報

【1】クロセチンの経口投与が、N-メチル-d-アスパラギン酸(NMDA)に誘発されるマウス網膜の損傷に及ぼす作用を検討しました。クロセチン投与により、NMDA誘発‐神経節細胞層(GCL)細胞死、INLの障害を減少させ、またカスパーゼ発現を阻害しました。また、網膜電位図におけるb波の振幅減少を抑制しました。このことから、クロセチンの経口投与は、NMDA誘発による網膜障害を抑制することが分かりました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22760072

【2】クロセチンがラットの出血性ショックによって引き起こされる腎機能障害に対して有益な効果があるかどうかを評価しました。クロセチンを、出血後40分、50mg/kgの濃度で十二指腸に投与しました。腎機能マーカー(クレアチニン、BUN)はクロセチン投与によって減少しました。さらに、腎中の活性酸素、腫瘍壊死因子およびインターロイキン6も、クロセチン投与によって減少しました。これらの結果から、クロセチンの投与は活性酸素種の産生を阻害し、出血のショックによって引き起こされる腎機能障害を改善することが考えられました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22576007

【3】血管内皮増殖因子(VEGF)によって誘導される血管新生に対するクロセチンの防御効果を評価しました。クロセチンは、in vitroで血管内皮増殖因子(VEGF)誘発によるヒトさい帯静脈内皮細胞(HUVEC)の血管新生を有意に抑制しました。また、p38(細胞遊走経路)の活性化を抑制しました。これらのことから、クロセチンは、糖尿病網膜症や加齢黄斑変性症に関する血管新生を抑制する働きがあると考えられます。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22475394

【4】クロセチンを脳卒中発症ラットへ経口投与し、そのラットの脳および血漿のクロセチン濃度および酸化ストレスについて電子スピン共鳴分析法によって検証されています。ラットの脳および血漿でクロセチンが高レベルで検出され、酸化ストレスを抑制していました。このことから、クロセチンの投与は、活性酸素種に誘導される感染症を予防する可能性が考えられました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22128217

【5】クロセチンはアミロイドベータ凝集に対する作用を検討しました。その結果、クロセチンは、アミロイドベータオリゴマーの安定化を引き起こし、アミロイドベータ細線維への転換を妨げることがわかりました。このことから、クロセチンはアルツハイマー疾患を予防することがわかりました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21945434

【6】リポ多糖(LPS)によって誘導される急性肺障害に対するクロセチンの効果を調べました。LPS投与マウスに50mg/kgおよび100mg/kgのクロセチンを投与しました。その結果SOD活性が上昇し、また、肺ミエローマペルオキシダーゼ(MPO)の活性を低下させました。さらに、クロセチン投与によってインターロイキン(IL6)およびマクロファージ遊走誘発物質(MCP-1)およびTNFαのタンパク質発現の減少がみられました。これらのことから、クロセチンは急性の肺損傷に対する保護作用を示すと考えられました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21925167

【7】脳挫傷を起こしたラットに対する血管新生の強化に関するクロセチンの防御的役割を検討しました。クロセチン投与によって、重症度スコア(mNSS)を回復し、神経機能が回復されました。また、B細胞の減少、神経細胞のアポトーシスも阻害されました。クロセチン投与群は、血管内皮成長因子受容体-2(VEGFR-2)および血清応答因子(SRF)の発現レベルを上昇させました。このことから、クロセチンは、脳損傷における保護作用があることがわかりました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21741458

【8】ラット8匹(350±30g)に対し、採血によって出血性ショックを引き起こし、その後、血液を戻し、蘇生させました。その際、クロセチン(2mg/kg)を並行投与した投与群としていない群との間で比較しました。クロセチン投与群は有意に肝細胞のアポトーシスを減少させ、生存率を上げました。このことから、クロセチンの並行投与は出血性ショックに対する治療戦略として期待されました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21224437

【9】10人のフィリピンのボランティア(5人の男および5人の女性)に対し、1週間ごとに3つの用量(7.5, 15および22.5 mg)時にクロセチンの単回投与をしました。1、2、4、6、8、10および24 hで上腕静脈から血液を採取しました。クロセチンは、急速に吸収されており、4-4.8時間で最大濃度(Tmax)に達しました。最大値は100.9~279.7 ng/ml、AUCは56.5~1720.8 ng. h/mlでした。このことからクロセチンは、迅速に吸収され、生体内利用率が高いことがわかりました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21112749

【10】クロセチンが網膜障害に及ぼす作用を検討しました。クロセチンはストレス経路に影響するかどうかを調べるために、私たちは、活性酸素種、小胞体(ER)ストレス関連のタンパク質の発現、ミトコンドリアの膜電位破壊およびカスパーゼ活性化によって誘発される細胞内の酸化を検討しました。その結果、クロセチンはツニカマイシンおよび過酸化水素水誘発によって引き起こされる網膜神経細胞死を50-60%抑制しました。また、カスパーゼ3、9の活性を抑制しました。さらにマウス網膜光障害(3時間、8000lx)に対して100mg/kgのクロセチンの投与がERGの回復、アポトーシス抑制を進めました。このことから、クロセチンは、網膜障害を抑制することが考えられました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20951131

【11】クロセチンが睡眠に及ぼす作用を調査しました。試験は二重盲検、プラセボ対照、クロスオーバー試験で行いました。プラセボ群に対して、クロセチン投与群は、睡眠の質が上昇したことがアンケートから認められました。クロセチン摂取の副作用は認められませんでした。このことから、クロセチンは睡眠の質を高めることに貢献する可能性が考えられました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20537515

【12】ヒトでの肉体的疲労について酸化防止剤のアスコルビン酸と同様にクロセチンの効果を比較しました。二重盲検プラセボ対照クロスオーバー法を用いました。14人の健康な男女に対しクロセチン(15mg)、アスコルビン酸(3000mg)、プラセボを8日間投与させました。肉体労働として自転車エルゴメーターで負荷をかけました。負荷後、非作業試験をおこないました。その結果、プラセボ投与群と比較して、クロセチンの投与群(男性)では、有意に改善していました。このことから、クロセチンの日常投与が患者における肉体疲労を減衰させる可能性があることがわかりました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19358927

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参考文献

・Ohno Y, Nakanishi T, Umigai N, Tsuruma K, Shimazawa M, Hara H. (2012) “Oral administration of crocetin prevents inner retinal damage induced by N-methyl-d-aspartate in mice.” Eur J Pharmacol. 2012 Sep 5;690(1-3):84-9. Epub 2012 Jul 1.

・Wang Y, Yan J, Xi L, Qian Z, Wang Z, Yang L. (2012) “Protective effect of crocetin on hemorrhagic shock-induced acute renal failure in rats.” Shock. 2012 Jul;38(1):63-7.

・Umigai N, Tanaka J, Tsuruma K, Shimazawa M, Hara H. (2012) “Crocetin, a carotenoid derivative, inhibits VEGF-induced angiogenesis via suppression of p38 phosphorylation.” Curr Neurovasc Res. 2012 May;9(2):102-9.

・Yoshino F, Yoshida A, Umigai N, Kubo K, Lee MC. (2012) “Crocetin reduces the oxidative stress induced reactive oxygen species in the stroke-prone spontaneously hypertensive rats (SHRSPs) brain.” Curr Neurovasc Res. 2012 May;9(2):102-9.

・Ahn JH, Hu Y, Hernandez M, Kim JR. (2011) “Crocetin inhibits beta-amyloid fibrillization and stabilizes beta-amyloid oligomers.” Biochem Biophys Res Commun. 2011 Oct 14;414(1):79-83. Epub 2011 Sep 14.

・Yang R, Yang L, Shen X, Cheng W, Zhao B, Ali KH, Qian Z, Ji H. (2012) “Suppression of NF-κB pathway by crocetin contributes to attenuation of lipopolysaccharide-induced acute lung injury in mice.” Eur J Pharmacol. 2012 Jan 15;674(2-3):391-6. Epub 2011 Sep 8.

・Bie X, Chen Y, Zheng X, Dai H. (2011) “The role of crocetin in protection following cerebral contusion and in the enhancement of angiogenesis in rats.” Fitoterapia. 2011 Oct;82(7):997-1002. Epub 2011 Jun 30.

・Yang R, Vernon K, Thomas A, Morrison D, Qureshi N, Van Way CW (2011) “Crocetin reduces activation of hepatic apoptotic pathways and improves survival in experimental hemorrhagic shock.” JPEN J Parenter Enteral Nutr. 2011 Jan;35(1):107-13.

・Umigai N, Murakami K, Ulit MV, Antonio LS, Shirotori M, Morikawa H, Nakano T. (2011) “The pharmacokinetic profile of crocetin in healthy adult human volunteers after a single oral administration.” Phytomedicine. 2011 May 15;18(7):575-8. Epub 2010 Nov 26.

・Yamauchi M, Tsuruma K, Imai S, Nakanishi T, Umigai N, Shimazawa M, Hara H. (2011) “Crocetin prevents retinal degeneration induced by oxidative and endoplasmic reticulum stresses via inhibition of caspase activity.” Eur J Pharmacol. 2011 Jan 10;650(1):110-9. Epub 2010 Oct 14.

・Kuratsune H, Umigai N, Takeno R, Kajimoto Y, Nakano T. (2010) “Effect of crocetin from Gardenia jasminoides Ellis on sleep:a pilot study.” Phytomedicine. 2010 Sep;17(11):840-3.

・Mizuma H, Tanaka M, Nozaki S, Mizuno K, Tahara T, Ataka S, Sugino T, Shirai T, Kajimoto Y, Kuratsune H, Kajimoto O, Watanabe Y. (2009) “Daily oral administration of crocetin attenuates physical fatigue in human subjects.” Nutr Res. 2009 Mar;29(3):145-50.

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