シトラス

心身ともに、さわやかさをもたらす果実類です。

シトラスとは

ミカン科ミカン属の果実類で、原産地は、インド東部、ミャンマー、中国です。主な成分としては、精油成分、フラボノイド、カロテノイド、 クマリン、テルペン、シネフリンなどを含みます。
働きとしては、抗うつ、鎮痙、健胃、整腸、鎮静作用があり、消化障害、食欲不振、鼓腸、軽い吐き気などに用いられます。

フルーティーな味と香りで、果実を食用、薬用、香料の材料とするだけでなく、樹皮や葉も薬などに利用することもあります。
シトラスは、ミカン科ミカン亜科のミカン連(カンキツ連)およびミカン属(カンキツ属)の総称です。
「柑」と「橘」は、常用漢字ではないため、「かんきつ類(カンキツ類)」と仮名で表記することもあり、しばしば「柑橘類」と訳される「シトラス(英語:citrus)」は、厳密にはミカン属(Citrus)のことです。

オレンジ類・・ バレンシアオレンジ、ネーブルオレンジ 、ブラッドオレンジ、ジャッファ、オレンジ 、 ベルガモット
グレープフルーツ類・・ グレープフルーツ、オランジェロ
​香酸柑橘類・・ ユズ 、ダイダイ、カボス 、スダチ、レモン、シークヮーサー、ライム、シトロン、ブッシュカン、三宝柑
​雑柑類・・ 夏ミカン、八朔(ハッサク)、日向夏、ジャバラ、スウィーティー、デコポン、カクテルフルーツ
​タンゴール類・・ 伊予柑、清見、はるみ、タンカン、マーコット
​タンゼロ類・・ セミノール、アグリフルーツ 、タンジェロ
​ブンタン類・・ブンタン(文旦・ザボン)、 河内晩柑、 晩白柚
​ミカン類・・ マンダリンオレンジ、温州ミカン、ポンカン、タチバナ、紀州ミカン、桜島ミカン、カラマ ンシー
​カラタチ類・・カラタチ
​キンカン類・・ キンカン
​ミカン属は、種の文化途上にあり、日本でも古くから栽培されてきましたが、自生種はタチバナ、シークワーサーの2種のみです。​

シトラスの働き

(1)シトラスエキスで脂肪分解作用

シトラスにはシネフリンなどのアルカロイドが含まれていて、これが脂肪細胞のアドレナリン受容体を刺激し、体脂肪の分解・燃焼を促進します。

シトラスエキスには中性脂肪の分解を促進する働きがあることが確認されています。効率よく脂肪を分解して、得られたエネルギーをスポーツ時の体力源として利用できます。
また脂肪燃焼効果に加え、食欲を抑制し空腹感を満たす効果やダイエットによるイライラを解消する効果もあり、アロマテラピーの世界でも気分を落ち着かせる働きがあるためエッセンシャルオイルとしても活用されています。

(2)抗うつ作用や鎮静作用をもつため、心を元気たいときや、心身が疲れて落ちこんでいるときに有効です。

(3)腸の働きを正常に保つ効果から、便秘のときや軽い下痢のときに効果的です。

生活の中で気をつけるポイント

より効果的にシトラスを生活の中に取り入れましょう。
ハーブティーとして、仕事や勉強が行き詰まったときに気持ちをリフレッシュさせてくれます。また神経を落ち着かせて、不安で眠れない夜にはからだを温めながら心地よい眠りをもたらします。 果皮をティーに使用するときは長めに抽出しましょう。

バスダブにいれて入浴することで疲労回復に効果的です。

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